1.道具編
何事にも道具は必要です。STEP1では弓道で使用する道具を紹介します。
弓(ゆみ)
しなやかな竹や木に弦をかけ、その弾力を利用して矢を飛ばす道具
弦(つる)
弓の両端に張る糸
弦巻(つるまき)
掛け替えのための予備の弓弦を巻いておく籐製の輪
ゆがけ
弓道において使用される弓を引くための道具。右手にはめ、
弦から右手親指を保護するために使う。
下かけ(したかけ)
汗や脂が弓かけに汚れが付くのを防ぐためのかけ
矢(や)
弓の弾力を利用して発射される道具
矢尻(やじり)
矢の先端につけ、射当てたとき突き刺さる部分。
矢筈(やはず)
矢の端の、弓弦をかけるところ
矢筒(やづつ)
矢を入れる筒
道着(どうぎ)
武道や武術などに用いられる衣服
袴(はかま)
日本で下半身に着用する伝統的な衣類の一つ
足袋(たび)
布・革で作り、足首から下にはく物
ぎり粉(ぎりこ)
松脂を煮溶かし、その沸騰の程度を見計らって、水中にひたらして冷却凝結せしめ、
後取り出して乾燥して粗い粉末としたもの
筆粉(ふでこ)
弓手の手の内に使用する灰色の粉
的(まと)
弓を射るときのめあて
胸当て(むねあて)
衣服の汚れを防ぐために胸に当てる布
2.実技編
何事にも技術は必須!弓の引き方などの技術に関する用語を覚えましょう。
射法八節(しゃほうはっせつ)
弓道の動作における基本動作。8つの手順に沿って行わなければならない。
弓道を始める人は最初に必ず覚えなければなりません。
足踏み(あしぶみ)
足を開き、正しい姿勢を作る
胴造り(どうづくり)
弓を左膝に置き、右手は右の腰にとる
弓構え(ゆがまえ)
右手を弦にかけ、左手(手の内)を整えてから的を見る
打起こし(うちおこし)
弓構えの位置から、静かに両拳を同じ高さに持ち上げる
引分け(ひきわけ)
打起こした弓を、左右均等に引き分ける
会(かい)
引分けが完成し、残心が1つになり、発射のタイミングが熟すのを待つ
離れ(はなれ)
胸廓を広く開いて、矢を放つ
残心(ざんしん)
射の総決算。矢が離れた時の姿勢をしばらく保つ
素引き(すびき)
矢を持たずに、弓だけで行う、弓の感覚に慣れる練習方法の一つです。
ゴム弓練習(ごむゆみれんしゅう)
ゴム弓を使って、弓を引くのに必要な筋肉を鍛えます。また、動作の流れを覚える練習でもあります。
巻藁練習(まきわられんしゅう)
巻藁に向かって、実際に矢を番えて引きます。初めて矢をはなす段階でもあります。
坐射(ざしゃ)
射位で一度座って矢を番え、その後立って矢を射ます。大学と一般の大会、審査は坐射が基本となります
審査(しんさ)
個々の実力に見合った級位や段位を受けることができます。
審査に合格すればその受けた級位や段位が得られます。
安土(あづち)
弓場で、的をかけるために、土または細かい川砂を土手のように固めた盛り土のこと
的中(てきちゅう)
的に矢が当たること。
会中(かいちゅう)
的に矢が4本すべて当たること。
矢取り(やとり)
すべての矢を放した後、安土にある撃ち終わった後の矢を回収する作業のこと
看的(かんてき)
的場において、矢のあたり/はずれを判定する担当者、矢を抜く担当者が待機する場所。
また、的、候串など的場の備品置き場としても用いられる。