モエレ沼公園

モエレ沼公園は、札幌市の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという「環状グリーンベルト構想」における拠点公園として計画された札幌市の総合公園です。
1982(昭和57)年に着工し、2005(平成17)年に グランドオープンしました。
基本設計は世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが手がけ、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとに造成が進められました。

参考:https://moerenumapark.jp/

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プレイマウンテン

イサム・ノグチ

 

「大地を彫刻する」ノグチの原点となった遊び山。
「《遊び山》は、彫刻を大地に関連づけるあらゆるアイディアを生成せしめる核となった作品である。
さらにそれは、彫刻的風景としての遊園地の原型でもあった」
─『ある彫刻家の世界』イサム・ノグチ著、小倉忠夫訳、1969年、美術出版社

瀬戸内海に浮かぶ犬島から運んできた花崗岩を積み上げた石段は99段。
その斜面はギザのピラミッドなど古代の遺跡を連想させ、公園の重要なフォルムの一つとなっています。
石段の反対側の斜面には、白い一本の道が頂上へと続いています。
誰もが緩やかなスロープに誘われるかのように歩みを進め、山頂から雄大な風景を楽しんでいます。

 
 

サクラの森

イサム・ノグチ

 

桜に囲まれた、子どもたちの冒険場。
「大人の世界ではなく、背丈90cmの人間が走り回る世界です。
僕が創造したものを子どもに発見してもらいたい。
原始、人がそうしたように子どもにも直接向き合ってもらいたいのです。」
―イサム・ノグチ(1988)

約1,800本のサクラが植樹されているサクラの森。
その中に、隠されるように7つの遊具エリアがあります。
森の中のカラフルな遊具は126基あり、子どもたちの色彩や空間、
形に対する感覚を刺激するデザインです。
目に見えるもの全てを遊びにすることができる子どもたちが、
冒険心や好奇心を持ってチャレンジできる世界が広がっています。

 
 

ガラスのピラミッド “HIDAMARI”

イサム・ノグチ

 

自然と一体になれる、美しいガラスの建築物。
ガラスのピラミッドは公園の文化活動の拠点となる施設で、公園を象徴するモニュメントでもあります。
屋外の環境を直接に反映し、夏には美しい芝生で切り取られた青空を、冬には一面の雪原の美しさを、
公園の風景と一体になったかのような感覚を味わうことができます。

館内にはレストランやギャラリー、ショップ、公園管理事務所が入っており、
週末には音楽やダンス、美術の展覧会なども開かれます。
また、環境負荷配慮のために館内の冷房システムに
「雪冷房」を導入していることでも注目を集めています。

 
 

テトラマウンド

イサム・ノグチ

 

銀色に輝く空と大地をつなぐモニュメント。
直径2mのステンレスの円柱を三角に組み上げ、
真下に芝生の円いマウンドを盛り上げた、
シンプルでダイナミックなモニュメントです。

巨大な円柱の表面は特殊な磨き方をしており、光線を浴びると輝きが多彩に変化します。
柔らかい芝の緑と金属の鋭い光が併置されることで、観るものに強い印象を与えます。
芝生で覆われたマウンドの上に上がり、空を仰ぎ見ることで、
ノグチの目指した彫刻の世界を体感できることでしょう。

 
 

モエレ山

イサム・ノグチ

 

公園全体を見渡せるランドマーク
モエレ沼公園最大の造形物であるモエレ山。
札幌市東区唯一の山であり、地域のランドマークにもなっています。

不燃ゴミと建設残土を積み上げ造成された人工の山で、登り口は3方向5ルートあります。
階段は山肌を回遊するものと、一直線のものがあり、いずれも10分弱で登り切ることができます。
麓からの高さは52mです。 山頂部分は、札幌市内全体を見渡せる展望台となっています。
その幅はイサム・ノグチの生誕100年にあたる完成年にちなんで2004cmとなっており、
その中心部には三角点(二等基準点)が設置されています。
冬にはスキーやソリ遊びができ、冬季の公園利用の拠点となっています。