藍染
藍染の染め方
藍染で生まれる色は、48色あるとも言われています。同じ藍を使っていても、染料に浸ける時間や染める回数、布の折り方やひもの縛り方などによって、色の濃淡や模様はさまざまに変化します。思い描いた通りの色や模様にならないことも、藍染の魅力のひとつ。
自然の染料と人の手が生み出す、偶然の美しさも藍染ならではの醍醐味です。
色も模様も、ひとつとして同じものはありません。世界にひとつだけの、自分だけの作品を作ってみましょう。
藍染の手順
事前準備
染める物を用意します。
化学繊維が多く含まれているものはうまく染まらない可能性があるため、
出来る限り綿や麻などの天然繊維のものを選びましょう。
模様づくり
輪ゴムやひもなどで一部分を縛ったり、布を折りたたんで板で挟んだり、布でビー玉を包んで縛ったり、布をクシャクシャに丸めたり、様々な方法でお好みの模様を作ります。
しっかりと圧力がかかっている部分は色が入らないため、
逆に緩く縛ることで、曖昧な模様を作ることもできます。
下準備
少量の灰汁を桶に取り、染めるものを浸します。
これにより、藍染の染料が浸透しやすくなります。
染める
染めたい色の濃さから時間と回数を決めて、染料に浸します。
縛っている部分がある場合、その周辺も液が浸透しづらくなっているため、布を広げたりしながらしっかりと揉みこむと、縛っている部分だけがくっきりと白く残ります。
画像は、グラデーションにするために、まず一部のみを浸しているところです。
空気酸化
時間になったら余分な液を絞り、引き上げます。
重なっている部分も広げるようにして空気に触れさせることで、満遍なく酸化させていきます。
繰り返し
数分休ませたら、また染料に浸して揉みこみます。
これを数回繰り返すことで、濃く均一な色の仕上がりになるのです。
反対に、繰り返す回数を少なくすれば薄い色に仕上がります。
洗う
空気酸化が終わったら、縛っていた輪ゴムやひも、板などを全て取り外し、水で洗います。
はじめは緑っぽい色だったものが、何度も濯ぐうちに藍色に変化していきます。
色が出なくなったら、しっかりと水気を絞り、乾かしましょう。
完成
完成してしばらくは藍染特有の独特な匂いがします。
また、しっかり洗ったつもりでも、まだ灰汁(あく)が付着していることがあり、これが時間経過で茶色く変色してしまうことがあるため、一晩から三晩ほど水に浸けておくのがおすすめです。
衣服などは洗濯機にかけることができますが、色落ちがあるため色の薄い服とは別にしましょう。
